「月 童話」を含む小説

少ない荷物の中に隠し持っていたナイフを取り出すと、よく磨かれた刃が炎を映してきらめいた。 美しいものに触れて尽きることは、きっと幸福に違いない──。 刻々と近づく冬を前にした密…

便宜上、詩・童話・その他カテゴリで登録しました。 しかし、内容を厳密に申し上げますと 「作家・星月小夜歌自身のことを、リズムや感覚、感情表現などを重視した詩的表現で紡ぐ」ものです…

カクヨム「詩・童話･その他」週間ランキング2位(2025/05/27～29)。 本作は、2025年2月15日の、 サポーター限定近況ノート第1弾で紹介した現代詩1編です。 とあ…

遠い昔、森の小さな家で暮らす魔法使いアーロンと世話人フェリクスは、街の人々の困りごとを解決する頼れる二人だった。ある日、街は二人への感謝を込めて石像を作る計画を立て、病弱な画家コ…

意味なき役割を与えられて生まれた、無意味な存在。 それが私であり、【あまねく願いの管理人】という存在だった。 ※この作品はフィクションです。 また、本作品は、同名義(奏月脩名…

【あらすじ】＊コンテスト応募のためネタバレ含みます＊ 大企業椎堂グループのお嬢様・椎堂瑠璃には心臓の病気で入院中の妹・茉莉がいる。茉莉は椎堂家の本当の子どもだが、瑠璃は六歳のとき…

創作同人イベントにてペーパーで発表・配布をしていた作品を集め、加筆修正を加えました。 和物童話、ファンタジー、シュール系など多彩なジャンルが揃っています。 ※2021年9月開催…

ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。 しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ…

月の見えない夜、川でウショウさんによる鵜漁が繰り広げられる。漁の度に集まる村人たちは、その鵜漁を見にきていたはずだが——。 「童」話です。おそらく、（この童話を読むべき）対象に…

むかし、月には友達がいなくて、寂しくいつも泣いていました。

小学３年生の２学期は始まったばかりだけど、ひまりは今日から秋休みに入ることを決めた。 第42回アンデルセンメルヘン大賞　応募作（落選）

お日様と お月様に動物たちがお願いをするお話です。 お月様はお願いを断ったために事件が起こりました。 その事件のために今の夜が始まったのです。

あの海に還らなきゃ。 或る海辺の街を訪れた女性。夜な夜なひとりでタクシーに乗った彼女の目的とは……。 『懐郷』をテーマにしたためた掌編、さくっとお読み頂けます。

野鳥観察に出かけた先生と23人の子供たちが、津波に襲われ、可哀そうに全員死亡してしまった。あまりに可哀そうだったが、忘れたくない気持ちから童話を書いた。 童話とは別に2011年3…

わたしはN町尋常小学校六年三組の山田キヌです。今日、お姉さんが火鉢のそばであんパンを食べていたの。 ☆2025年3月10日、詩・童話・その他日間2位でした。ありがとうございまし…

オイシゲ森では、一年に一度鳥のひなのためのお祭りがあります。 いつも十分なごはんをもらえないヤマガラのピイ六は、このお祭りを楽しみにしていましたが――。 【KAC20251】参加…

仕事に追われ、感情を閉ざしてきた35歳のキャリアウーマン・高梨詩織。ある満月の夜、帰り道で出会った「月夜の晩にだけ開く幻のペットショップ」で、不思議な黒猫・ルナと運命的な出会いを…

蒼月書店の奇々怪々シリーズ八作目！ 蒼月書店店主・翠（スイ）が依頼を受けて、異世界にある図書館に収集された童話の世界へ、捕らわれた人を救うため向かっていく。

人生に疲れ切っていた葛城は、ある日自死を考えながら歩き、とある港の岩礁にたどり着く。 そこには偶然居合わせたイルカが二匹……。 イルカと人、またそのコミュニケーションが何を起こす…

わたしたちのとても身近な存在「ホコリ」 かれらの日常は、進化する最新家電や文明の利器に脅かされているけれど、 それはそれとして、たいていの場合、ひっそりと穏やかに生活しています。…