「和歌」を含む小説

和歌の題詠です。

ツイッター上で「多谷昇太」の名で数多くの和歌をアップして来ました。人生の折々、喜怒哀楽につけて兎に角和歌を詠んで来たのです。ですから私にとって和歌は連れ合い、そして友達です。和歌…

令和３年１２月１日、東アジアに位置する島嶼圀華倭（やまと）朝の姫君・愛宮内親王殿下は成人になられた。だが、その心中は揺れていた。圀民の多勢は女帝の誕生を望んでゐるにも係はらず、圀…

　初心者短歌がわからないなりに、日々、歌をつくり、日常になにかを見出だす力をつけていき、大切な人を幸せにできるかもしれないサムシングを手に入れようという下心満載の雅とは程遠い不謹…

自分で付けておいてなんですが、このタイトル、”地中海風パスタ～季節の彩を添えて～”みたいな、何とも言えない臭みがあるなあ、と。 ほんの思い付きで書いた物なので、所々違う所がある…

「猫がついてくる？　そうか、牛車を止めて餌をおやりよ。ちょうどいい。私も家に帰るのを遅らせたいと思っていたのだ」 　 　梅雨時の火灯し頃（夕方）、雨音がこもる牛車の内側で、男は手…

或る女性の独白です。

Obsolete Lexicon――ようこそ 衒語学研究室へ。 やまと言葉、漢語、外来語、古語と古訓、造語と宛字、雅言と俚言、そして修辞……「言葉の楽園」「語彙の型録」を標榜し…

うちのお師匠さん。 1000年前の歌人。 勝手にお慕い申し上げております。 推しのお師匠さん。 お慕いしてる推しのお師匠さん♡

「大丈夫。あなたは、生きてるだけで１００点満点だよ」 学校では、誰にでも明るくて、勉強も運動もできる完璧美少女・和歌月若菜（わかつき　わかな） けど、あなたの前にいる若菜は、ち…

売れない声優、彼は今日もオーディションに落選する。 そんな彼がひょんなことから辿り着いた先は、遠い昔に切り離された異界。 そこは神秘が息づき、女性が和歌を詠じ奉ることによって神…

今は昔で始まる一つの物語 投稿サイト小説家になろうにも投稿しております

郷長の次男、伊留加（いるか）は、父親から鎮兵になるよう命令された。 鎮兵の軍団にはいれば、十年以上、帰って来れないだろう。 伊留加は、郷を離れるのに心残りがあった。 それは───…

主人公　母のお見舞いで毎日病院に通う 彼女　　余命宣告3カ月を受ける 　　　　家族と行った向日葵畑がお気に入りの場所

昭和五十年代の、とある町。 高校一年生の「僕」は、毎朝バス停から病院の時計台を見上げる。 屋上で洗濯物を干す若い看護婦さんは、いつも空を見上げていた。 百人一首の歌とともに、その…

都立高校に通う高校２年生・小野笑は、国語教師・逆井の授業で出会った一首の和歌から、見知らぬ古の世界に迷い込む。 それは、ただの一首の和歌か。それとも語り継がれる物語なのか――。 …

一駅ですれ違う、2人の「私」の未来――。【第6話（と、その濃厚版）以外は、性描写はありません。連続する和歌の「届かない、だけど届けたい」をベースに、「side A」の視点からの小…

うたうこと。 「述べる」のではない、ということ。 うたう、ということ。

「カクヨム短歌賞【ナツガタリ'25】」の「１首部門」用作品。 ９月１日の応募受付期限まで、だらだらと投稿していきます。 なるべく、生活感のない短歌をつくろうと思っています。