「怪談、」を含む小説

2021年に執筆したものです。別サイトに掲載していましたがこちらに活動を移しました。匿名八十六番と申します。よろしくお願いいたします。

さくっと書いた掌編三作セット。さくっとお読みください。

ロングコートにマスクの女が、北参道のアパートから副都心線で渋谷に向かう――ハロウィンの晩の怪異譚 練習作：お題「ハロウィン」

紅梅の家—— その家を選んだのは、ほんの気まぐれだった。 古びた柱、静かな庭、そして満開の紅梅の木。 ――けれど、あの木は“見ていた”。 私を、あなたを、ここに来たすべての人…

　大学進学を機に、祥子は古いアパートで初めての一人暮らしを始めた。 　隣室が事故物件だと知ってはいたが、気に留めるほどのことでもないと思っていた。 　しかし、大学生活の始まりと…

先導され竹林へ逸れる。

ラフカディオ・ハーン『怪談』のパロディ集です。ショートショート。スキマ時間にどうぞ。

自分の部屋で起こる異変が一番怖いのって、外で見る虫より部屋に出る虫の方がおっかないのとおんなじやね。

短編集、オムニバス形式なので、基本的につながっていません。 私が収集した体験談が多めです。

都市開発が進み、かつての面影を失った町──深名市。 ショッピングモール、高層マンション、整備された道路の影で、何かがひそかに息を潜めている。 行方不明者の噂、消えた写真、誰も見…

・花薙 氷華（はななぎ　ひばな） 　本作の語り手。どういうわけだか一回り歳の違う男性と片田舎で生活を営む女子中学生。霊異……妖怪、あやかし、怪異、もののけ……呼び方は様々あるが、…

本作は、筆者が幼少期から実際に体験してきた出来事を基にした ノンフィクション作品です。 ただし、恐怖の臨場感を伝えるために 一部にフィクション表現を含みます。 これから記すのは…

三人の「臨死体験」に対する考察。あくまでも私個人の素人考察です。各自でまったく違った状況だったものをピックアップしてみました。

　この文章を見ている人はいるか？ 　聞いてくれ。 　この物語、何かがおかしい。 　ウワサだけじゃない。 　人も。 　会話も。 　行動も。 　そして文章までも。 　何もかもがズレて…

父親の転勤で山あいの街に引っ越してきた俺を待っていたのは、転校生である俺に異様な反応を示す同級生達と異様に目の澄んだ少女・すみかだった。 転校初日に事故紹介をしてぼっちになった…

（そんなに）怖くない怪談。 自主製作ドキュメンタリー映画「人外さん、いらっしゃい」の収録の様子の記録。 霊障。付喪神。物に憑く霊。モグリだけど『話せる』人。２０００年代のネットの…

喫茶店「Kawasemi」の店主・柊木翠。 街の片隅で珈琲を淹れながら、時折「普通では片づけられない厄介ごと」を請け負っている。 ある日、高校生の倉田春香が訪れる。 “黒い影が…

心優しき中学2年生・朝田桜はある日の朝、刑を受けるようなことをしていないのにも関わらず警察官によって刑務所に連行されてしまった。桜にはどうやら長年人と馴染めないことに悩んでいるら…

何か分かりましたら教えていただけると幸いです。