「美味しいの」を含む小説

夏と美味しいもので短歌を10首お届けします。 『カクヨム短歌賞10首連作部門』参加作品です。

　ある日の人事異動でマイナーな部門に配置転換された営業マンＳは環境が一変した。今までのようなエリア別の担当分けではなく、少ない営業マンで日本全国を振り分けて訪問するようになる。マ…

　森の中で発見した祠は、なぜかお菓子で出来ていた。 　食べた瞬間、天にも昇る心地がした。美味しい！　あまりにも美味しすぎる！ 　でも、これはやはり良くないものだった。祠を食べてし…

街の片隅に、ひっそりと佇む小さなパティスリー「味覚の記憶」。 このお店を営むパティシエ、味沢譲（あじさわ ゆずる）には、誰にも言えない、とっておきの秘密がありました。 それは、人…

　突如として起きたパンデミックと自然災害を乗り越えた西暦2025年。 　しかし、その爪痕によって、多くの飲食店が潰れ、農業や漁業、畜産業に大打撃を与えた。 　世界は圧倒的に飢えて…

好奇心いっぱいの白黒猫・ミロは、港町から世界へ旅立った。 タイの市場、美味しい匂いがする路地、静かな森――旅の先々で出会ったのは、その土地ならではの色や模様、手仕事の温もり。 ミ…

働きたくない。極力何もしたくない。 でも世界が、私の「怠惰」を邪魔してくるなら——それは排除対象よ。 ベッドから一歩も出たくないお嬢様・セレーナ。 彼女の欲望はただ一つ。「快適…

おそらく最も美味しい中国料理である「トマトと卵を炒めたやつ」を作ろうと奮闘したささやかな記録である。 ※本稿の中身について筆者は一切の責任を負えません。料理は各自の責任でお願いし…

　転生したら女になっていて（TS） 　魔族の王に攫われて（スパダリ） 　ちょっぴり複雑な心境のもと 　異世界をのんびり？　楽しく過ごしていく（スローライフ）はず 　の物語 ～あ…

とある街角の小さな料理店にて、店主である旨味 卵は今日もお客様に美味しい料理を提供している。 美味しい料理にはもちろん上等な食材が必要。卵はお客様の次に食材を大事にしている。なの…

会社員の天籟 香里（てんらい かおり）は、帰国途中の国際線機内から、気づけば異世界に飛ばされていた。 偶然に開いたステータスボードに表示されたのは「スーパーマーケット」のスキル。…

八歳で小学二年生の僕は、何故か小学一年生の弟と母と一緒にフィリピンで行くことに 見たことも無い景色、美味しい料理、楽しい思い出、知り合う人々。目まぐるしく僕の前を過ぎるもの全て…

無造作マッシュヘアにピアスだらけの見た目は強面(こわもて)橘くん。そんな橘くんには、クラスでは見せていないスイーツな一面があって――。 美味しいお菓子を食べさせてもらっているう…

誰かが言った──その世界にはトロールのように脂が乗り、レイスのように口の中でとろける肉を持つ食材──和牛がいると。 誰かが言った──それは木に生え、人間を喰らうことなく育ち、尚…

仕事や人間関係に疲れ果てた「君」のもとに届いた、一枚の不思議な招待状。 記された地図を頼りにたどり着いたのは、路地裏にひっそりと佇む小さな工房『アウラル・アトリエ』。 そこで君…

薄ピンク色の美しい羽を持つ蝶の「アタシ」は、花々の蜜を不味いと感じる異質な存在だった。 しかし、ある日、泣いている女の子の涙を舐めたとき、これまでにない甘美な味を知る。 それは、…

MERINO′s。 ジンギスカンの美味しい店らしいそこに俺たちは駆け込んだ。 助けてくれよ越水先生。授業はきちんと聴くからさ… 第8回こむら川小説大賞（テーマ：無限）参加用です…

勘違いから異世界に召喚された白雪透（しらゆき　とおる）は、趣味である料理の腕前を生かし、カフェ『妖精の止まり木』を経営していた。 しかしながら、透の料理は食に保守的な異世界の人々…

　佐藤奈緒子(さとうなおこ)は商店街で洋食屋を営む27歳。「美味しいものを食べて幸せな気持ちになって欲しい」をモットーに、細々とお店を切り盛りしている彼女は、恋愛方面サッパリの地…