夏と美味しい

塩水アサリ

夏と美味しい

塩タブを歯ですり潰しまた潰し今日もおはよう夏が始まる


母はリス松ぼっくりを食べたあとみたいな芯が残るもろこし


うな重だ!いつもの茶碗ご飯盛りいつものじゃないうなぎ乗っける


甘い汁すすり種除けスイカ食み「ここまで食べる」白を目指して


真四角のお歳暮開けてひいふうみ人数分のワンモアゼリー


四十度枯れるきゅうりに河童萎え代わりに私かじったきゅうり


ペンギンの笑顔見ながら溶けていく底に溜まった飲むかき氷


テレビにはやわい桃乗るパフェ映り見てる私はかたい桃食べ


夢希望それと保冷のパック入り日に見つかるな運び屋アイス


来年も冷やし中華を始めます今年の皿はもうこれだけで

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夏と美味しい 塩水アサリ @asari-s

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画