「ハッピーエンド(？) 短編」を含む小説

最強の勇者ラースは渇望していた。何百年と魔王を倒し続けてきた中で、彼は強くなりすぎてしまったのだ！ ラースはなぜ力をつけたのか。その答えを再び求めて魔王に語りかける。 そんなお話。

この作品は第4回「G’sこえけん」音声化短編コンテストに応募しているものです。 あらすじ 旅に疲れた青年(あなた)が迷い込んだのは、不思議な「涙雨」が降る街の路地裏に佇む、小さ…

高校三年、受験生のあなた。 毎日勉強に追われていると、幼なじみの水瀬玲（みなせれい）がやたらと心配してくるようになります。 いつもは無口でクールだった玲が、夏が近づくにつれ急…

ナツは33歳、東京で暮らす会社員。久しぶりに帰省した雨の日、「10年前のあの日」へと思いを馳せる。 実家の部屋で見つけた1枚の写真には、かつて恋人だった雪と笑い合う自分の姿があっ…

西暦二〇××年。突然現れた人型の変異体によって世界は滅びました。 生き残った人々は廃墟にこもり、変異体や暴徒におびえて暮らしています。 神戸の地下鉄駅ホームに築かれたコミュニ…

　ミシュリーヌは、第四王子オーギュストの妃としてフルーナ王国の王宮で暮らしている。しかし、夫であるオーギュストがミシュリーヌの寝室に訪れることはない。ミシュリーヌは聖女の力を持っ…

人外の価値観を持った無性別の吸血鬼が、月の女神のような人間の女になんだかうっかり惚れてしまったので、ただ彼女に夜な夜な会いに行っていた話。 捕まえたのはどちらか。

短い短編をハッピーエンド限定で集めました。 少しでも誰かの心があたたかくなりますように。

何をやっても上手く行かず、人生に疲れて周囲を理不尽に恨んでいる男性。 そんな彼はある夜、周囲の全てに復讐しようとナイフを持って近くの街に向かっていた。 そんな時、男性は白髪の不…

名前を呼ぶと相手の寿命を奪う。 それが世界にかけられた俺の呪い。もう…希望なんてないと思っていた。 それでも彼女だけは、“俺”を見てくれた。 「ル・フルール」　“花”を意味…

家族に看取られて天寿を全うした桜川美華（さくらがわみはな）は、気がつくとどこかの王宮の玉座の間で王様と相対していた。 「勇者ミリアよ、魔王を討伐するのだ」と言われ向かった魔王城で…

「ねえだいじょうぶ？」 そういって俺の顔を心配そうに覗き込まれる。 「ええだいじょうぶですよ」 俺は無理やり笑みを作る。 「なあ行くところがないなら我が拾ってやろうか」 …

「おまえが可愛すぎるからだよ」というふざけた言葉に彼女は抵抗ができなかった。 　元大型企業の社長だった彼女は破産して没落し、頼れる人がなくなったそばに近寄ったのは俺だった。本来な…

ある国のおはなしです。王さまと女王さまの間に可愛い女の子が生まれました。雪のように白いので白雪姫と名前が付けられました。 それからしばらくして女王さまは亡くなり、新し…

これはオリジナル小説です。要望があり「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の最終話を投稿する機会ができました。本作では自動手記ではなく、自動書記。社長の名前も本来通り「ホッジス」と…

公爵令嬢のスカーレットは第一王子ダリウスの婚約者。王族の中では魔力の低いダリウスを支えるために長年尽くしてきたが、本人からは疎まれていた。 ある時、スカーレットたちの通う学園に…

失恋の傷が癒えない大丈夫の平太は、五万円の賽銭未遂をきっかけに美しい巫女、さやと出会う。さやと交流を重ねる平太だが、やがて彼女の暗い過去と後悔を知っていき…… 過去に大きな傷を…

王太子殿下は、悪しき魔女により深い眠りについた。 唯一の解呪手段は「運命の相手の口づけ」—— 修道女を志すクララは、結婚願望も恋心もないまま、ただ“人助け”のつもりでキスをする…

【不憫な令嬢が、良くも悪くもノンデリな夫に溺愛される話】 オーデムランツ侯爵、レオナルドには悪評がある。 一切の言葉を選ばずストレートに話す彼はこの国で不敬罪に一番近く、数年後…