「あわせて」を含む小説

1960年、ロシア 　人類の歴史を分かつ2度目の世界戦争で勝利したのはナチス・ドイツであった。この戦争に敗北したソビエト連邦は史実の様に米国と伍する超大国になることは愚か、ナチス…

　人間と妖の特性をあわせ持つ『あやし者』という種族が生きる世界。極東の島国である日ノ元においては、絵戸幕府の方針により「あやし者とはことごとく悪である」と法で定められていた。 …

　魔王が封印されて、二〇年。 　国境近くの山間の集落の外れに暮らす天涯孤独のシェーラ・マークス。甲冑〈パパ〉の力を借りながら、ひっそりとエンバーマーとしてどうにか食いつないでい…

香水で有名な小国・フロラント大公国。公女ルチアは、大公の一人娘でありながら、香水製造に憧れを持ち、田舎で香料工場を手伝っている。数え十六歳を迎えたある年に、近隣の大国・ヘルミオン…

戦略家一門に生まれた雨雨（ゆいゆい）は、女でありながら軍師となるべく育てられた。一方、皇太子妃候補の翠玲（すいれい）は、異国の血をひく銀髪碧眼の美姫で、他人の心を読む能力を持って…

歴史は「白文」で綴られる。注釈も感情もない。 だがその余白には、確かに魂の物語が息づいていた。 無名の王・白文と、名将・張遼。 亀茲、洛陽、ローマ、アレキサンドリア、そして合肥…

平凡なOLのレーナは顔を合わせれば喧嘩ばかりしている隣人の焔（ほむら）が気になっているが、ある日、焔の秘密を知ってしまい——— 超常の力がぶつかり合う激しい戦いに巻き込まれていく…

「やってしまった……」 飲みすぎた日の翌朝。目を覚ましたラルフは、ベッドの中で状況を把握して頭を抱えた。隣には、あられもない格好をした女性。 「やらかし」た中の幸いは、その女性が…

きって　ぬって　つなぎあわせて。（※重複投稿しています）仲仁へび ２０２５．１２．０５簡易チェック ｃｃ２ ON

これは、「わたし」の物語。 「わたし」は明日の「あなた」かもしれない。

友人とお祭りに来ていた夜。不思議な女性にあって異能力が使えるようになってしまった主人公。 しかも、使えるのは私だけじゃない―――？！ 高校生デビューしようと思ったら、実際にデビュ…

わたし達が実際に異世界へと行ったら、本当に生き抜くことが可能でしょうか。 理系学生と路上ミュージシャンの二人組が、異世界で生き延びるために試行錯誤しながらも力をあわせて奮闘するサ…

ごく普通のOL、泡瀬 恵（あわせ めぐみ）は、偶然のバグで「デジタル美の女神」として祭り上げられた。その完璧なアイコンは、現実の生活に「美のカリスマのバグ」を引き起こす。 彼女…

意識があまりはっきりしない、寝たきりの人でも、ある感覚は鋭敏に残っていて、反応することがあります。ただ介護者は日々の忙しさに追われて、それに気づかなくなりがちです。桜の木にまつわ…

――その声が、私の世界を照らしてくれた。 街中で偶然出会ったのは、白杖を手にした女性・結月と、 少し人と距離を置いて生きてきた会社員・蒼太。 見えない世界を生きる彼女と、うま…

２月に書き始めます！

さすがに文鳥の記念日なんてないだろうと思いつつ 検索したらありました。「て（10）に（2）し（4）あわせ」（手に幸せ）という無理くりな語呂合わせでよくぞ登録できたと思う。

トモヤは地元の小さな山で、同じ大学に通うソーゴと真夜中に出会う。彼が持っていた三百年前に書かれたという本は、この山に彗星が落下したという記録だった。 しかも、その彗星は人の心を読…

あらすじ 『ただいまの言える場所』 ――「ただいま」と言っても、いいですか？ 帰る場所をなくした少女と、誰にも注目されない平凡な青年。 そんなふたりの出会いは、賑やかな居酒屋…

町の工事現場で働く大きなクレーン。 毎朝見上げるそらくんは、空まで届きそうなアームに夢をふくらませます。 月をつり上げたり、雲をひっぱったり、虹をつかんだり――もしできたらどんな…