「……はずだったのに」を含む小説

普通に暮らしていたただの学生…のはずだった。

【ルビーファンタジー賞応募のため改稿を急いでいましたが期限内に完成せず、選考外となりました】 ひょんなことから悪役令嬢モノと思しき異世界に転生した〝俺〟。それも、よりにもよって…

千年前、勇者レイヴは魔王を討ち、世界に平和をもたらした――はずだった。 記憶に蘇ったのは、滅びゆく世界と、最後に微笑んだ“魔王”の声。 現れた黒髪の少女。 その瞳はあの日と同…

あなたは今、本当の顔で笑えていますか？ 仕事ではデキる人、家ではいい娘、友達には気の利く人……。いくつもの『仮面』を使い分けるうちに、心がすり減って空っぽになってしまった主人公・…

18歳、鹿児島から川崎へ。俺の身体は「大型重機」を整備する油まみれの「部品」やった。独身寮で『洗濯屋ケンちゃん』のガタガタの「記号」に興奮し、「ツバキハウス」の「音」に武装し、パ…

昔、仕事仲間と合作をするために書いていた小説です。仕事仲間が続々辞めて合作企画がオシャカになったので、供養のためにここへアップロードします。 当時から多少ブラッシュアップはしたも…

東京の地下鉄にまつわる噂——「存在しないはずのホームに迷い込んだ者は二度と戻らない」。 人々はそれを「幽霊ホーム」と呼び、恐怖と好奇心の狭間で語り継いできた。 だが、その影に潜む…

高校3年の春、学年1カッコよかった自慢の彼氏は突然学校を辞めた。 周りには捨てられたと嘲笑された。けど、彼は消える前に私に言ったんだ…俺は一人前のアイドルになる！そう言って、行方…

世界は僕の味方ではなかったことに気づいたあの日に見たはずの夢は遠い昔話だった。どこか懐かしい幻想が君の耳元で鳴り響いている。少しだけ奏でてみたら、ぞんざいな仮初も輝かしくなった。

昼下がり。 小説を書こうとしてAIと会話を始めた“私”は、月面整備士リクの物語を作っているだけのはずだった。 けれど、AIが口にした言葉が少しずつおかしくなっていく。 「リクの…

異世界転生がネコ様達により、いつのまにかキャンセルされていた件 略して ねこキャン編 明るい青空 ニンゲンは公園に向かって青信号の横断歩道を渡っていた。 そこへ、青信号だというの…

魔獣に襲われた魔の森で、ステラシアは星のような男に助けられた。 淡い金髪に銀が混ざった紫の瞳。甘い顔立ちは寄せられた眉のせいで少しだけ近寄り難く。大きすぎる「魔力」と「星の力」…

断頭台の上に立つ銀髪の少女はこの国、フロラティア王国の公爵令嬢ーーセレナリア・ラドリディアン。この国の王太子の婚約者だった。 しかし彼女は『稀代の悪女』と呼ばれ98回もの断罪と…

あの日、アニマル執事カフェで起こった殺人事件。 喧噪は静まり、カフェは閉ざされた。 それからしばらくして、亡きオーナーの弟・孝之のもとに、一通の手紙が届く。 「アニマル執事カフェ…

くたびれたおっさんが酒場に落ちていたのでひろったら王だった件　 持ち帰ったら宰相な弟に怒られそうなんだけど、どうしたらいい？ 相談掲示板に落とされたある日の爆弾 もう数千年前…

主人公は、透明なプラスチック定規のジョーギ。彼の使命は、筆箱内の秩序を正確な目盛りで守り抜くことだ。だが、その平和は、創造を司る鉛筆エンピツと、破壊を司る消しカスケシカスの、宿命…

ルヴェン・フェイラルはかつて『最強』と謳われた傭兵であった。 だが、彼女も老いと病には勝てず、齢七十を超えたところで、いよいよ最期の時を迎えようとしていた。 そんな時、ルヴェンの…

　――あの日、世界の色が消えた。 　17歳の少年・白瀬湊（しらせ みなと）は、夏の終わりに親友・黒川陸（くろかわ りく）を事故で失う。 　しかし、葬儀の翌日、湊のスマホに届いた一…

「一人になったのは、独りが怖いから」 中学2年の夏。 いじめを受けていたクラスメイトを助けた修也は、報復として自分がいじめを受けてしまう。 そして修也をいじめてきたメンバーには…

ジャンルあまたな短編集。随時更新予定。