「詩 言葉」を含む小説

誕生石などの石を題材にした短歌です。花言葉がある様に石にも石言葉があります。その意味を交えながら詩ってみました。

旧館の図書室には、秘密がある—— それは、当番のふたりが静かに恋に落ちること。 綾瀬奏（かなで）、高校二年。図書委員長。 読書とことばが好きで、少しだけ“面倒な女”だと思われ…

丹瘴。それは病であり、人の貌を失い獣へと変貌させるもの。 丹瘴の跋扈するそんな地で、一人の詩人が人のまま消えようとする。 肉体は崩れ、爪は伸び、言葉すらも歪んでゆく。 それでも…

言葉を整えることが、優しさになると信じていた。 けれど、ある詩に出会ったとき、私は初めて知った。 “そのまま”にしか宿らない感情があることを。 15歳の娘に贈られた誕生日の詩…

ある朝、世界は突然重力を失った。ミルクピッチャーが宙に浮き、電車は宙ぶらりん。これが始まりだった。次に時間が狂い、コーヒーが豆に戻り、因果は夢遊病者のように、結果が原因を先取りす…

私の暮らす田舎には、言霊信仰がある。言葉や詩に「力」が宿り、短歌を詠めば記憶の断片や思念が「視える」。 これは、そんな町で暮らす、私と後輩の物語。 クトゥルフ神話TRPGリプレ…

アイドルに憧れながらも、自信が持てず誰にも想いを言えなかった少女・そら。 放課後の屋上で、こっそり踊っていた彼女を見つけたのは、ダンス部を追われた男子生徒だった。 音楽、動画、衣…

物理法則に知能がある（真我）なら、 物理法則で運行されている地球って、宇宙戦艦なのではないか、 と思った。 ＊このポエムは、「逃げる」という行為が―― 時に“犠牲を出さずに最も…

自由詩をまとめています。過去に公開したものをまとめたり新作が出たり。

言葉の森で言葉を紡ぐ。思いを言葉に… その時その瞬間に思ったこと感じだことを紡いでいます。 ※更新は不定期です。

失った時間も虚しさに押し潰された夜もあったけど、心のうちに棲んでしまったあなたがいるから恨んだことも、明日に前向きになれあこともあったと思う。日記に収まるような熱量ではないし、こ…

雨が落ちる。 君が残した言葉ひとつ一つともに。

『灯台もと暗し』という言葉があるように 身近であればあるほど人は焦点が合わない 大切な存在や感情も 気付いた頃には遠ざかっているかもしれない

主に怒り、少しだけ悲哀を含む言葉の綴り。

気ままに書いた詩を、気ままに投稿するだけの頁。 言葉で遊ぶ物書きが、言葉に遊ばれて苦悩する、そんな折に書いてみた詩ばかりが並んでいます。 よければ、そんな苦悩に満ちた詩に、何かあ…

実体験に基づくスピリチュアルや人生哲学、禅的な思想の本質を、六行の詩に凝縮しました。「生きる」や「死ぬ」の本質や理由、幸せや愛の事実などを、なるべく平易な言葉で綴るようにしていま…

ロボットたちは廃棄場で、空っぽで出会った。

人は光の一部しか見ることができない。七色に分解されるプリズムの輝きの裏には、名前のない痛みや、言葉にならない感情が潜んでいる。これは、そんな「可視」と「不可視」のあわいで揺れる心…

詩が書けなくなって、私にはもう書けないのだろうと、長年思っていました。 それがなぜか突然、かつてのように言葉が湧いて出てくるようになって、消えないうちにと捕まえました。 偶然捕ま…

私は、いつ変わってしまったのか。 どこで歯車が狂ったのか。 とか、そんなような言葉が綴られた詩。