続きの香り

理由を後付けするまでもない

自然と、上がった口角

不思議と、煌めいた景色

眩しい時間を信じよう

世の中の悲しいことも絶えないけれど

合わせた歩調

繋ぎたい手

愛らしい視線

些細なものが心の内を温めていく

一晩二晩程度で忘れることを知らない

確かに穏やかな時間は

いつまでもいつまでも

形を変えられるまでもなく

美しく思い出として溶けて

指の腹が机を撫でるときまでも優しくなるような

幸せをくれている

包まず隠さず認めた心の一部は

届いてくれたって良いかもしれない

未来を想像して

ぼんやりとしたやりたいことの隣に

貴女がいたら

虚しさを知らない人生が始まると思うの