概要
機体の声が、聞こえるか。
廃工業地帯を改造した非公認バトルフィールド。フリーランス整備士にして旧型機乗りの緋山理津は、今夜も自ら手を入れたヴァルカ零式(改)を駆り、リングへと挑む。対するは、アークヴェイン所属の若きエース・霧嶋ジンが操る最新鋭機アルガス・フォルス。出力も装甲も反応速度も、数値はすべて敵の圧勝を示している。それでも理津は怯まない。機体の振動に耳を澄まし、金属の声を読み取る——長年の整備が育てた、データには映らない感覚を胸に。スペックの壁を前に、彼女は静かにヘルメットを被る。
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