AIが一般化し、普及しつつある現代。二人の科学者がそれぞれの思いを胸に秘めたまま実験を繰り返し、生命における一つの禁忌に到達する。現代における生命やAIの在り方、社会の立ち位置さえも鋭く切り取った作品だと感じました。目の前に降り立った生命らしきものの生々しさ、切なさ、孤独さ。生まれてしまった思考は何を考え、どのような答えを導き出すのか。章が進むほど、生命や思考、人と人が関わり合うことの尊さ、様々な感情が押し寄せてきます。
死者を蘇らせるという、禁忌(タブー)に触れる猟奇的なテーマの作品なので、万人受けするとは言い難いですが、間違いなく名作と呼ぶに相応しい素晴らしい作品だと思いました!読み進めるたびに、どんどん物語にのめり込んでいき、ハラハラドキドキ、続きが気になること間違いなし!質の高い物語をお探しの方がいらっしゃいましたら、是非読むことをオススメします!
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