概要
噂は騒がしい。薬は黙って効く――
第12回歴史・時代小説大賞の奨励賞受賞作。
日本歴史時代作家協会会員が贈る江戸漢方ミステリ。
漢方のようにほろ苦くとも、閉幕はハッカのように後口よく。
一話完結、四幕仕立て。サクッと読める江戸の診立て噺です。
噂は騒がしい。薬は黙って効く――
江戸日本橋の裏通り。
薬種屋〈桔梗屋〉の主人・与四郎は、無愛想でとかく口は悪い。しかし、診立てだけは外さない。
狐憑き、祟り、サテサテ此度は……?
人が怪異と騒ぐたび、与四郎が見るのは噂ではなく、暮らしの綻び。
風の通り、匂いの淀み、人の見栄、店の無理。
騒ぎの“たね”は、たいてい手の届くところにある。
冷たく見えて、見捨てない。
情で仕事を汚さず、今日もひとつ騒ぎの正体を診立ててゆく。
毎週日曜11時に本編更新しております。
毎週木曜18時には番外編「木曜の薬包」も!
日本歴史時代作家協会会員が贈る江戸漢方ミステリ。
漢方のようにほろ苦くとも、閉幕はハッカのように後口よく。
一話完結、四幕仕立て。サクッと読める江戸の診立て噺です。
噂は騒がしい。薬は黙って効く――
江戸日本橋の裏通り。
薬種屋〈桔梗屋〉の主人・与四郎は、無愛想でとかく口は悪い。しかし、診立てだけは外さない。
狐憑き、祟り、サテサテ此度は……?
人が怪異と騒ぐたび、与四郎が見るのは噂ではなく、暮らしの綻び。
風の通り、匂いの淀み、人の見栄、店の無理。
騒ぎの“たね”は、たいてい手の届くところにある。
冷たく見えて、見捨てない。
情で仕事を汚さず、今日もひとつ騒ぎの正体を診立ててゆく。
毎週日曜11時に本編更新しております。
毎週木曜18時には番外編「木曜の薬包」も!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!男も女も惚れる江戸のクール・ガイ!!!
主人公の与四郎が、本当に心にぐさりと来るクールな台詞を次から次へと言ってくれます。もう氷の針、ナタ包丁のようです。でも、嫌な奴ではないというのが読んでいて伝わってくるのが醍醐味ですね。ツンデレキャラではなく、ツンツンキャラなんですが(多分)、行間や言葉の狭間から滲み出てくる彼の心の内を探りたくなってきます。
また、丁稚の弥吉が良い性格をしていて、こんなに冷たく言われても、何でめげないのだろうと思っていましたが、ご主人の一見冷たい言動の内にある、温かいものを知っているからなんですね。
短編で、とても読みやすいです。そして詩的かつ端的で素晴らしい言語描写が、次々と胸に刺さってきます。出会えて…続きを読む