概要
チヤホヤされたかっただけの少女が、 気づけば世界の中心に立っていた。
王族でありながら、ただ「自分自身」を褒めてほしかった少女――フェリス。
その過剰な承認欲求は周囲に疎まれ、彼女は辺境へと追放される。
だが、泥にまみれながら振るった一振りは、
魔物ではなく、行き場を失った者たちの心を救ってしまった。
トロール、獣人、亡命者、禁忌の研究者。
世界からこぼれ落ちた者たちは、
彼女の「わたくしを見て」という叫びに、
いつしか自分の居場所を重ねていく。
やがてその小さな承認は、
配信と投げ銭という新たな価値を生み、
国家すら揺るがす現象へと変わっていった。
これは――
褒められたかっただけの少女が、
世界のかたちを変えてしまうまでの建国録。
その瞳の奥 くすぶってる
使い道のない 退屈なエナジー
捨てるくらいなら わたくしに頂戴
空っぽの空へ 放り投げ
その過剰な承認欲求は周囲に疎まれ、彼女は辺境へと追放される。
だが、泥にまみれながら振るった一振りは、
魔物ではなく、行き場を失った者たちの心を救ってしまった。
トロール、獣人、亡命者、禁忌の研究者。
世界からこぼれ落ちた者たちは、
彼女の「わたくしを見て」という叫びに、
いつしか自分の居場所を重ねていく。
やがてその小さな承認は、
配信と投げ銭という新たな価値を生み、
国家すら揺るがす現象へと変わっていった。
これは――
褒められたかっただけの少女が、
世界のかたちを変えてしまうまでの建国録。
その瞳の奥 くすぶってる
使い道のない 退屈なエナジー
捨てるくらいなら わたくしに頂戴
空っぽの空へ 放り投げ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!拍手が欲しくて国を作った。——国民第一号は、泣いていた。
承認欲求を燃料にした建国譚。この発明が全てです。
見てくれる人がいないと戦えない王女が、見てくれる人を自分で作ろうとする。その動機が不純であればあるほど、不純さの裏側にある本物の熱が透ける構造になっている。
チエの設計が見事。刺すように褒め、褒めるように刺す。この子がいるから、フェリスの虚栄が喜劇として成立しつつ、崩れた瞬間に悲劇の匂いがする。
泥を這う第四話が転換点。綺麗な自分を見せたい欲望と守りたい衝動が衝突し、衝動が勝つ。その選択を本人が言語化できていないのがいい。
「にゃん様」という不可逆の称号が、王女の理想と現実の永久的なずれを一語で体現している。笑えるのに、どこか痛い。