概要
同期(男)から告白された僕の、迷走サラリーマン人生10年と少し。
そんなつもりは全くないのに、同僚(男)から告白されてしまいました。 会社を辞めるわけにも行かず、彼に辞める気配もなく。 ハーバード出のちょいワル上司は、救済者なのか、恋敵なのか。僕には越えられない一線を越えた彼は、誰よりも大切な友人だった。彼の香水がエタニティだと知った内定者時代の夏。会社帰りの居酒屋で、その日一日の愚痴をぬるいビールで流し込んでいた新人時代の夜。隣にいて、いつも静かに笑っていた彼を探し求め、僕は彷徨う。男を抱くことはできても、惚れ抜く純粋さが欠けている上司。男を抱けるほど自由に欲を持てない彼。オフィスの5階(僕)と6階(彼)、なんとなく気まずい僕の日常。
※こちらは、FC2にて2005年~2015年に公開したブログに基づいています。このため、本文中に登場する施設・出来事など
※こちらは、FC2にて2005年~2015年に公開したブログに基づいています。このため、本文中に登場する施設・出来事など
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!BLもここまでリアルだと心臓ワシ掴みにされる。目が離せない、眠れない。
最初は、告白されて戸惑うサラリーマンの物語かと思いきや、そんな単純な内容ではなかった。
一人称小説の特徴かもしれないが、コト(出来事)よりモノローグが多い。
登場人物の心の動きが深く描き出され、自分にも思い当たる部分が出てきたり、いろんな意味で考えさせられる。
一言で言えば面白い、なんだけど、面白いだけでは済まされない何かを予感させる。
ゲイバーやオカマバーも興味深いけど、京都旅行に登場する俵屋なんて、
泊まった人にしか分からない描写があって、しかもその中で思わぬ事態が起こり…と、
心臓に悪いくらい、ドキドキする。
あくまで日常で、奇抜でもファンタジーでもないけど、だからこそ「来る」。
なん…続きを読む - ★★★ Excellent!!!リアルな戸惑い、せめぎ合い、躊躇い。綴られる「僕」の日常に、かなり沼る
甘いだけのボーイズラブ小説に食傷気味、という方にお薦めしたい。
告白された「僕」と、告白した「彼」は、この先どうなるのか。
あの上司とは、どうなるのか。
日記を読む感覚に近いから、先の読めない展開に緊張する。
時々登場する会社の同僚や、仕事上のトラブルなども、
かなりリアルで、身につまされる(笑)。
「僕」も「彼」も、相当複雑に物事を考える人物のようなので、
お湯を入れたら3分で完成、みたいに気楽なラブストーリーを求める方には不向きかもしれないけれど、ノンケの男性が男から告白された時の反応は、こういうものかも知れない。
しかもそれが親友だったりするから、一層「僕」の戸惑いや苦悩が大きい。
た…続きを読む