概要
手を離せば、終わる。だから離せない。
19世紀、捕鯨船リグ・オブ・ベス号。
船長は今夜も、海に向かって死んだ男の名を呼んでいる。
若い船員イーライは、兄のロープの断片を胸に抱えて乗船した。
兄はこの船で死んだ。
クジラが現れた。ロープが張った。誰も切らなかった。
切れないのは、クジラが強いからではない。
手を離せない人間のほうが、よほど深く縛られているからだ。
これは捕鯨の物語ではない。
終わらない戦いを選び続ける人間の物語だ。
※ウェラーマンの歌から着想を得ています。
船長は今夜も、海に向かって死んだ男の名を呼んでいる。
若い船員イーライは、兄のロープの断片を胸に抱えて乗船した。
兄はこの船で死んだ。
クジラが現れた。ロープが張った。誰も切らなかった。
切れないのは、クジラが強いからではない。
手を離せない人間のほうが、よほど深く縛られているからだ。
これは捕鯨の物語ではない。
終わらない戦いを選び続ける人間の物語だ。
※ウェラーマンの歌から着想を得ています。
読んでくれてありがとう。物語が届いて嬉しいです。これからも紡ぎ続けます。応援、ありがとう
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