大きな海、大きな船、大きな鯨。そして、あまりに大きすぎる世界そのもの。一本のロープを軸に、人間の小ささや弱さの関係性が描かれた、短いながらも重厚なお話でした。何かが浄化されたのか、あるいは何も変わらなかったのか。脂を浴びたような重苦しい読後感だけど、自分には心地いいものでした。