概要
路面電車は青春と共に
クロノヒョウ様ご主催の自主企画、第72回「2000文字以内でお題に挑戦!」お題「路面電車で春を待つ」参加作品
天川様ご主催の自主企画「天川賞・新春読書会」参加作品
天川様ご主催の自主企画「天川賞・新春読書会」参加作品
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これぞ一人称視点小説の面白さ。
これぞ、一人称視点小説の巧みなトリックと言いますか……
相手の気持ちはわからないんですよ。
本当はどう思っていたのか、なんて。
主人公は、路面電車の中にいつもいる青山ミドリさんに恋をした。
しかし彼女は厳しい家庭に育てられているらしく、恋愛は御法度なのだそうだ。
そして今日も黒い車が彼女を連れ去っていく。
ここで、気がつかないといけないのである。
そうなのだ。送迎は黒い車が付いているのだ。
じゃあ、なんで路面電車に乗っていたか!?
彼女の本心はわかる術がないが、想像ならできる。
本当は、彼女も主人公との路面電車の時間が大切だったのではないだろうか?
しかし、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!青春の甘酸っぱさ、人生の酸い。切なく揺れ動く心の物語
人生には様々な味がある。そのことを強く実感させられました。
主人公は路面電車に乗る。幼い頃から憧れていた車両の中に乗って高揚した気持ちを覚える。
そこで更に、隣のクラスのミドリさんという少女と隣り合わせになり、心を更に揺さぶられることに。
どこか寂しそうな顔をして、他の同級生とも距離を取り気味な彼女。そんな彼女に想いを抱くようになり、彼女に告白しようと決意するが……。
その後がなんと言っても切ない。「青春の甘酸っぱさ」と「人生の酸い」、そして「それでも滲み出る希望」という、青春や人生の様々な味わいを堪能することができる、素敵な作品でした。