概要
はじめて人生を美しいと思えた瞬間は、十八才の冬にあった。
理桜(りお)は、大学入試で訪れた大阪で出会った少年・柊真(とうま)が忘れられなかった。入学後、大阪の別の大学に進学した幼なじみ・光月(みつき)と同じキャンパスに柊真が居ると知る。
◆3人の人物の視点から見た、3章の構成です。
1章:理桜
柊真と2人で会うようになってからも、理桜はある秘密を打ち明けられないままでいた。
柊真の誕生日であるクリスマスまでに、気持ちに区切りをつけようとするが…。
2章:光月
初めて理桜と離れた進学先で、新たな人間関係を築いていく光月。
軽口を叩き合う仲になった同級生の柳川(やながわ)には、特別な幼なじみが居た。
3章:柊真
理桜にとって、“完璧”な彼だった柊真。
その本当の心の内は…。
◆すれ違いや別れの中にも、それぞれが得たもの
◆3人の人物の視点から見た、3章の構成です。
1章:理桜
柊真と2人で会うようになってからも、理桜はある秘密を打ち明けられないままでいた。
柊真の誕生日であるクリスマスまでに、気持ちに区切りをつけようとするが…。
2章:光月
初めて理桜と離れた進学先で、新たな人間関係を築いていく光月。
軽口を叩き合う仲になった同級生の柳川(やながわ)には、特別な幼なじみが居た。
3章:柊真
理桜にとって、“完璧”な彼だった柊真。
その本当の心の内は…。
◆すれ違いや別れの中にも、それぞれが得たもの
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!痛みとともに生きること
人気若手女優によく似た美少女、理桜。きりりとしたたたずまいで女子にも人気のある光月。整った顔立ちでもてはやされる柊真。しかし、彼らはそれぞれに癒えぬ痛みを抱えていました。
彼らの歩む道が交差したとき、物語が動き始めます。
どんなに誠意を持っていても、言葉を尽くしたつもりでも、すれ違いは当たり前のように起きてしまいます。大事な人とのすれ違いは、長いあいだ心に冷たいしこりを残すこともあります。ときにその関係を完全に損ねてしまうことさえあるでしょう。
これは耐えがたいことです。それでも、生きていく私たちはその痛みを捨て去ることはできません。自分で癒していくしかないのです。砂川 緑さんはそれを…続きを読む - ★★★ Excellent!!!彼等の織り成すものとは。
この作品は、三者三様の心の葛藤と、各々が
周囲の人々をも巻き込んだ大きく複雑な
模様を描く。
恰も、大阪の街を取り巻くJR西日本と
私鉄各社の鉄道路線の様に。
そして、読み終わった時に タイトル の
謎が解けるが、ここで、もうひとつ。
煽り文 が静かに心に沁みて来るのだ。
流行りのモデルの容姿を意識して、自分を
作り上げる事で 自己確立 をする少女。
その友達であり心の中に 後ろめたさ と
同等の 自己献身 を持つ少女。そして
自らの在り方に疑問を持ちつつも、
新たな出会いにより、確かな 何か を
掴みかけた少年。
三者三様に、コンプレックスを持つ。
語りは、一人ずつのパー…続きを読む