かくも見事にカットされてさっぱり整えられた1000字に、ここまで真っ赤な鮮やかな恐怖を具現することができるとは!感嘆するしかない手際です!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(129文字)
今まで気づかなかった……生殺与奪権を握られていることに。あれは、処刑台だったんだ。それをのんきに居眠りなんかしちゃってた。次に行くときには、菓子折りを持って行こう。
そこは理髪店。客を相手に繰り広げられる、店主の穏やかな独白。店主が高校を卒業したあと、最初に勤めたのは精肉工場だった。その次は鮮魚店。その後、一念発起して理髪師になったのだという――人が仕事を選ぶ理由は様々あるでしょう。ただ、主人公は独特でした。穏やかな日常の風景が一瞬にして反転する。読み終えたあと、あなたは鏡の前に座るのが少しだけ怖くなるかもしれません。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(132文字)
もっと見る