作者の水産高校の実体験が、愉快なでテンポ紹介されます。漁業の世界は、『老人と海』でしか知りませんでしたが、それ以上に生々しい、実体験に基づいたお話しがてんこ盛りです。若さゆえの勢いが、面白さに拍車をかけています。こうやってお魚さんはみんなの食卓に並ぶのですね。感謝しかありません。
水産高校というマイナー世界の、船乗りの卵の体験記。普段覗けない世界を作者の軽快な筆で体験できる愉快なエッセイ。エビと混浴、味覚がおかしいロシア人地獄の船酔い、文化祭での缶詰作成、海技士試験、マグロ釣りながらハワイ……どれもこれも面白いし、悲惨なのに、若さゆえキラキラしている。読まないと損。出版されてもおかしくないレベル。ちょっとだけ、私の好きな海軍に通じるところもあるので⭐︎3でなく100くらい入れたい。
作者自身の高校時代から始まる、陸の人間には想像もつかない異世界の話。語り口は軽いのに実体験の手触りがあり、知らない世界を覗き込む面白さがある。
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