「あたたためますか?」この一言から本作は始まる。コンビニで良く聞くお決まりのフレーズ。でもそれゆえに、「ん?」となる。賢明なるこのレビューの読者諸氏はもうお気づきのはず。そう。「た」が多いのだ。本作は、なぜか話し言葉の「た」が増えてしまう現象に見舞われた世界の話。やがては「た」に限らず「た行」が……そんな時、人びとはどうするのであろうか。突拍子もない設定なのに、人びとの対応は妙にリアルなところがあり、「そういうこと起きそうだな」と思わせる。ぜひ、ごいちどどどどどどどくを。
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