常人には思いつかないような発想を持つ舞香さんと冷静に対応するヒロくんの仲良し夫婦シリーズ第5段です!
現在、実家で過ごしている舞香さんは妊娠六ヶ月目に入った模様。
母の日にヒロくんはおみやげを持って様子を伺いに来ました。
前回に引き続きお義母さん(舞香さんのお母さん)も交えて、シュークリームとコーヒーを味わいつつ、会話を楽しむ三人。
そこで舞香さんから「コンビニの『温めますか』はおかしい」というテーマが発表されます!
すかさず国語教師だったお義母さんが冷静に文法の側面から解説。
これには「おおっ、なるほど!」と思わずうなされました!
しかし、後編では「温める」というテーマがさらに暴走し、最終的にとんでもない境地に……!
舞香さんの素晴らしき発想の飛躍、そしてそんな彼女にツッコむ二人。
とても楽しく朗らかな会話が繰り広げられております!
永遠に続いてほしい面白さ!
是非ともご一読下さい!!!
人間が卵で生まれるものだとして、そうすれば育児は楽になるだろうか?
確かにこの発想は無かった。
本作は、すっかりこの先生の作品おなじみの夫婦が、またもや微笑ましい想像を膨らませてそれを本気で考えるというものだ。
話は戻るが人間が卵で生まれるものだとしたら多分人間は、皇帝ペンギンのように体で温めるなんてことはしないのではないだろうか?
文明の力に頼るのではないだろうか?
この夫婦の会話は、一見意味がなさそうで実は、新鮮な発想を生み出すきっかけになりうる。
いったん木綿の卵なんて考えたこともなかった。
卵も何も……ふんどしだろアレ……。じゃあ何か「ぬりかべ」の卵は性四角形なのか。とか色々考えてしまった。
それはともかくとして、
想像力の豊かな人が身近にいれば、転生なんぞせずとも人間は、不可思議な異世界に旅立つことができるのではないだろうか?
そんな可能性を感じさせる一連の物語。
ご一読を。
小さな疑問から、どんどん話が膨らんでくる。これが本当の会話の楽しさだ、と強く感じさせられます。
妊娠中の舞香さん、夫のヒロくんや母親と共に「妊娠中の変化」などについて話をします。
コンビニの「温めますか」の物言いってなんか妙じゃないかという疑問から始まり、生き物が卵をあたためて孵すことについて広がりが。
そこから一挙にカオスな方向に行くのが舞香さんらしく、「一反木綿の卵」があったらどういう風なのかという疑問が出ることに。
この想像力が本当に楽しい。
「妖怪が卵生だったら」という風に考えるとか、妖怪の生態みたいなものについて「もしも」を考え始めると、色々なイメージが湧いてきそう。というか、一日中話していられそうな気がします。
そんな想像力豊かな舞香さん。子供が生まれた後もこんなとりとめない話なんかして、やっぱりすごく楽しい家庭になるのだろうな、と思います。
その上でのラストのオチの回収。「なぜ一反木綿に話を広げたのか」の伏線がしっかりと畳まれます。
どんどん「温められた」話の流れが「畳まれる」感じ、とても楽しい仕上がりでした!