この描写の中で何も感じずにいられる人はいるか。

否応なしに五感を掻き立てられる心理描写。
誰もが持つノスタルジーの中に侵入して、ファンタジーともホラーとも思える様な体験に持って行かれる。感性を豊かにした上で、この作品が敷いたレールに乗っからずに冷静に読破できる人はいないのではないか…と思う。
いっそ、争わずにどっぷり浸ると現実かフィクションか分からなくなって、20年後には自分の記憶として取り込まれていそうな気すらする。
いい作家を見つけた。是非長編作を出してほしい。

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32 - ネバーランド -