しつこいまでに細やかな郷愁の情景、その中にぽつりと浮かぶ触れてはならぬもの。ホラーとはかけ離れた文体だったからこそ、強烈な異物感と気色の悪い読後感が残るいい読み切り作品でした。
自分自身が幼いながらに抱いていた恐怖心を、思い出させられるような作品でした。結局おじさんはなんだったのでしょうか…
読んでいると主人公と共に島の中を歩いているような錯覚を憶える。島の雰囲気は心地よくずっとそこにいたいような、早くここから逃げ出したいような、、、
子供の頃、地域にいた所謂【名物おじさん】を思い出しました。あの形容しがたい恐怖は、ヒトコワの原風景なのかもしれない、と、こちらの作品を拝読して思いました。
初見では故郷を懐かしむ比較的ほのぼのとしたセリフや描写が多いいが、結末を読んで見返すと所々に違和感が散りばめられていることに気がつく。あまりに自然に置かれる伏線に気がつくことは容易ではないが、考察の…続きを読む
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