第3話 夏の時計

 あの事故の日に壊れた腕時計。

 そろそろ修理に出すべきか。


 熟睡できた事は一度もない。

 腹の底から笑った事も一度もない。

 強弱の波はあれど痛みを感じない日も一日も無い。

 自力で、立てない。


 そんな状態で、心持ちで。

 時を動かしてしまうのがまだ怖い。


 もう少し、止まった夏の中にいても、いいのだろうか。

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ナツノオワリ 夏乃緒玻璃 @NATU2025

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