その穴の先にある、もう一つの世界。

読んですぐ、誰かに叫びたくなりました。
「これ、すごく面白いから読んでみて!」
それぐらい素晴らしかったです。

自らの存在価値に苛まれる主人公が、
ある日自室の壁に開いていた見知らぬ穴を覗く。
そこには、かつて目指した画家として成功し、家庭を持ったもう一人の自分がいた。

もし、絵を続けていたら?
そんなもう一つの世界線の自分と対峙する主人公。

人生で誰しもが一度は思う、あの時もっとこうしていたら違った未来があったかもしれない。
そんな思いに対してのアンサー的小説。

今からでもきっと遅くは無い。
そんな希望を持たせてくれる、物語。


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