概要
雨に、抗え。
雨が戦場を支配する世界。
剣は通じず、命は奪われ、空だけが変わらない。
それでも――前に出る理由が、ここにある。
剣は通じず、命は奪われ、空だけが変わらない。
それでも――前に出る理由が、ここにある。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!~ 晴れだ ~
ほしわた氏の全短編の中で、最もバトルシーンが骨太な一篇だ。「俺たちの敵は誰なんだ」の問いとは対照的に、こちらは問いよりも「足を踏み出す瞬間」だけを描いている。
前半の酒場の場面が巧みで、サジルが三人の侵入者をそれぞれの「座り方」「手の使い方」「視線の動き」だけで品定めする描写に、この傭兵の目の鋭さと、それでも腰を上げない疲弊感が同時に出ている。「仕方ねえな。酒が切れた」という立ち上がり方が、この男のすべてだ。
戦闘の描写は短い文の連打で構成されていて、リズムが速い。「斬る。受ける。押す。通じない」という四連が、雨という絶対的な壁の重さをそのまま文体にしている。アルドの死の場面も説明せず「重い…続きを読む