「闘神」と呼ばれる程の騎士様は戦場では敵なしだが、私生活では何度となく婚約者から振られ続け、色恋沙汰に臆病になっている実に不憫な男だった。
そしてその男を心から望み、追いかけ続け、尽くし、暗躍する、何を持ってしても彼以外は目に映すことがなく一途で妖精のように愛らしい男前な姫様—…。
完全に破れ鍋に綴じ蓋です。誰も割り込めない雰囲気があります。凄く好き。
軽快なテンポで繰り広げられるコメディ部分と格好良い戦闘部分、重すぎる愛が絶妙なバランスで配置され、その諸々の落差にキャラクター達のみならず読み手までもが振り回されます。そしてそれが癖になる。
きっと貴方もこの二人の愛の行方が気になるはず!
おすすめなので、是非ともご一読を!
三度の婚約破棄を経験し、戦場に身を投じることとなった騎士ユリウス・ラスボーン。そんな彼の前に突然現れたのは、黄金の髪を持つ美しい王女プリムラ。「待ち焦がれていました」と微笑む彼女の言葉にユリウスは戸惑いますが、彼には彼女の記憶がまったくありません。しかし、その再会は偶然ではなく、二人を繋ぐ過去の絆が存在していました。
貴族社会になじめず孤独を抱えるユリウスと、彼を一途に想い続ける王女プリムラ。彼女の愛情はただの恋心を超え、強い決意と覚悟を秘めています。さらには、王国の陰謀や幼少期に命を救われた翼人との過去など、さまざまな要素が絡み合い、ユリウスは戦いの中で運命に翻弄されていきます。
不器用な騎士と情熱的な王女の恋の行方、そして王国の運命がどのように交差していくのか、最後まで見届けたくなる作品です。
帝国最強と名高い騎士、ユリウス・ラスボーン。戦場では不敗の闘神と呼ばれる彼だが、こと恋愛に関しては話が違った。社交界での不器用さが災いし、三度目の婚約破棄を食らう羽目に。周囲からは嘲笑され、「剣しか能がない男」と侮蔑される。
失意のまま、再び戦地へ向かうユリウス。しかし、そこでも恋愛の試練は待ち受けていた。
敵将に婚約破棄の相談を持ちかけ、酒場の看板娘に逆プロポーズされ、部下にまで「団長は結婚向いてない」と言われる始末。
もう女性はこりごりだ、そう思っていた矢先――
義父の命令で向かった国境で、突如現れた黄金の髪を持つ絶世の美女。
戦場では最強、恋愛では最弱。
突如巻き込まれる運命の再会に、ユリウスの人生が大きく動き出す!
人間と亜人が暮らす世界。
10年前、ユリウスはシスイという翼人に助けられ、育てられた。
だがその翼人は人間と違い子が中々生まれない種族。
「前途ある若者が滅ぶ種の中にいてはいけない」。恩人の言葉を受け、貴族に引き取られたユリウスは、きっと自分の家庭を持とう! と決意した。
しかし彼は、ひたすら令嬢から婚約破棄され続けていた。
そんな彼が暴力と血の中で出会ったのは、謎の王国のお姫様。
彼は10年前、ある母娘を助けたことを思い出す。その娘こそが、目の前にいる王女プリ厶ラだったのだ。
「わたくしはラスボーンをファミリーネームとするためにやってまいりました」
そしてプリムラの侍女ツバキは主人についてこう語る。
「我が主であるプリムラ・カヴィル王女。あれはヤバい女です」
色々不器用ではあるものの、二人の時間を楽しんでいたユリウスとプリムラ。そして色々気遣う周囲の人間。
二人は戦場に行ったり舞踏会に行ったりと大忙し。そんな中、プリムラは何者かに命を狙われており……。
はたして、剛直で愚直な騎士×ユリウスのためならなんでもする(できる)ちょっと愛重め姫の婚約は上手くいくのか。