本作の主人公オンジ。
彼は異世界でモンスターの解体屋を始めようと中古の家を買うも屋根がない、けれど幼女はついてきた!
全くいかがわしいお話でなく、異世界スローライフモンスター解体&子育てストーリー、なのです!
ついてきた幼女ラフィーは大変愛らしく、特殊な語彙に癒されること間違いない!
それに癒されない者は人間でないとまで当レビュー投稿者は断言します。
(※個人の感想です)
さらに舞台設定に大変オリジナリティがありつつも、すんなり受け入れられる上手さがしっかりある。
これまだ読んでないとしたら、はっきり行って損ですよ。
今なら第一部完結したとこなんで一気読み可!
さぁ!読んで!
田舎でスローライフからの、異世界転移。
異世界でも地道に暮らしていたオンジが、ようやく手にいれた中古物件(いろいろ不備あり)でモンスターの解体屋を始めます。そこには、住み着いていた帽子族の幼女がいて……。
オンジは優しく温かい人物で、同居人=助手となる帽子族のラフィは、もう、とっても、可愛いのです!!
喋り方から仕草まで、もうこの可愛らしさを共有したくて堪りません!
中古物件にガッカリするも、これから素敵にしていこうとするポジティブさのあるオンジです。この世界で働いて得たモンスター解体の知識が豊富で、仕事の丁寧さにも説得力があります。
そして世界観も面白いですよ!
帽子族や襟巻族。王族のアンクレット。すごくファンタジックなのに、地に足のついた登場人物たち。とても魅力的な世界が描かれています。
オンジとラフィー、種族は違えど、心は通う。
じんわり幸せな気分になれる、スローライフ・ファンタジーです。
お薦めです(^^)!
冒頭の解体所の光景から引き込まれました。鮮やかな手つきだけど、「ゾロリと」という響きと共に何かが心に引っ掛かる。
異世界転移した主人公は、姿も能力も日本にいた時のまま。でも、自分が望んでやりたいことは何か?と考え、解体屋としてやっていくために頑張ります。
手に入れた店舗はボロボロ、しかも先住者付き。苦労の連続だけど、それを乗り越える時、隣にはいつもラフィーがいる。
優しさ、可愛さ、面白さ、癒し、ワクワク、ドラマ。
言い回しの響きや、語られなくても伝わってくる世界の呼吸。
これらは読まなきゃ絶対に感じられないものだから、是非実際に読んで、多くの方に体感してみてほしい。
きっと愛おしくなります。
大切なものを失ったことをきっかけにして絆を築いた彼らは、もしもう一度やり直せるとしたら何を選ぶだろう?
きっと彼は、彼女との出会いを失ったとしても、彼女が望む世界を守ろうとするのでしょう。
それが叶わないと知っているから、自分ができる精一杯の思いで彼女との関係性を築き続けています。
彼の行動動機は、同情や庇護欲、奉仕欲みたいな「大人の役目」なのかもしれないけれど、実際に子どもと暮らすのは大変なことばかりです。一人で生きる方が、自堕落にはなるにせよ楽なものです。
お互いの心身を守りつつ、衣食足りることはルンタッタ、もとい礼節を育む基本になります。
礼節は対人関係の基礎を育み、生き続けるための確率を上げます。
そんな生活を築く礎を作ることができたのも、彼がこの世界で彼女と共に生き抜く覚悟を決めた結果ということなのでしょう。
終盤に彼は、彼女と出会えたことを感謝します。
戻らない過去を嘆くよりも、変えられる未来に向かって共に歩く事を喜べる、そんな彼の誠実さにどこまでも胸を打たれました。
そして、一読者として、彼に恥じない大人になりたいと決意するのです。
さて、この物語は一旦終幕となり、彼らの生活を伺う手段は喪失しました。
ですが読者と本作の絆は創出されたのです。
この絆はきっと、再びこの世界へ続く扉の鍵になるでしょう。
壊さずの解体屋?
解体屋なのに?
そんな疑問を抱きつつ読み進め、納得。
いやあ、実に日本人的というか、日本の人が転生してきた、という感じがして、何故か少し嬉しくなってしまいました。
そして、世界観も独特というか、一見洋風なファンタジーと思いきや種族の名前や、その特徴的な姿や行いからでしょうか、無国籍なメルヘンさを感じました。
これもまた、この作品の魅力でしょう。
そして最後。
人は簡単に変われない。でも変わろうとしている限り、何か後押しがあれば変われる。
だから、その変化のきっかけを与えてくれた存在への感謝、思いが温かい。
不思議な世界の生活ファンタジーを読みたい方、おすすめです。
ああ、この物語が好きです。
様々な異世界ファンタジーがあるけど、僕はこの物語がとても愛おしく感じます。「殺さずの解体屋」って、ちょっとどっきりするタイトルだったので、少し構えて読み始めましたが、とても好きになりました。
そして今日、第15話を拝読させて頂き、泣きそうになってこのレビューを書いてます。
異世界ファンタジーだけど様々な要素を欲張る事無く、すごくシンプルでまっすぐで、素朴でたまらなくほっこりして、優しくて温かくて愛おしい、そんな物語です。
僕は小説というものは、どんな世界を書こうと、どんなストーリーを書こうと、どんなキャラクターが現れようと、大事な事はもっと別な所にあると思っています。
それは「読み手の心に触れる事」
お勧め致します。
きっと、きっと、皆様の心にこの物語は触れます、震えます。穏やかで優しいこの世界、是非、是非、楽しまれて下さい。
皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)