静寂の中で響く「魂の対話」。あまりに切なく、あまりに美しい再生の物語。

事故現場で自分を終わらせようとするジンの孤独な決意から、謎の女性が現れる第3話、そして衝撃の正体が明かされる第4話……。一気に読み進める手が止まりませんでした。
加害者側の家族という、本来なら憎むべき相手と「大切な人を失った」という共通項で結ばれる展開は、残酷でありながらも深い慈愛に満ちていて、胸が締め付けられます。
最後に「今夜は、もう一度だけ眠ってみよう」と、死ではなく夢の中での再会を願うジンの変化に、暗闇の中に一筋の光を見たような思いです。素晴らしい一編をありがとうございました。