あかがね色の光から、悪夢のような夜へ。圧倒的な没入感に震えました。
- ★★★ Excellent!!!
朽ちかけた社務所に差し込む夕日の静謐な美しさから、蟲害警報が響き渡る絶望感への転換に、息をするのも忘れて読み耽ってしまいました。 「百足」や「蛞蝓」といった夜蟲の生々しい感触や腐肉の臭いまで伝わってくるような描写に、心臓がバクバクと鳴り止みません。 ラスト、救いに現れたお父さんの【刃翼】が、歪んだ木のように血を滴らせている姿……。その異形で悲痛なシルエットが目に焼き付いて離れません。