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概要
毎日AM8:00更新/英訳付/本格恋愛長編小説
~イチイとサキの恋物語 第一巻 ブリッジ~ (全三巻)
その日の〈琥珀〉は、いつもより混んでいた。次から次へと注文が入り、俺は二時間以上もカウンターの中から一歩も動けないほどだった。
やっと客の流れが途絶えたのは、午後十時半。
俺はホッと息をついて、隣でグラスを洗っていた店長に言った。
「すいません、五分ほどはずしていいですか?」
「なんだ、便所か」
「まあ……」
「ははは。ゆっくりしてこいよ」
本当はニコチンが切れてきたのだ。
【第一章 コイーバ・シガレッツ】冒頭
朝の会議の途中で、万年筆のインクがきれた。
仕方がないので、もう一本の万年筆でメモの続きをとる。青の字のあとに赤が連なる。が、間もなく会議は終わった。
私は半行分だけ赤が混じった自分の字を眺める。イギリスの小
その日の〈琥珀〉は、いつもより混んでいた。次から次へと注文が入り、俺は二時間以上もカウンターの中から一歩も動けないほどだった。
やっと客の流れが途絶えたのは、午後十時半。
俺はホッと息をついて、隣でグラスを洗っていた店長に言った。
「すいません、五分ほどはずしていいですか?」
「なんだ、便所か」
「まあ……」
「ははは。ゆっくりしてこいよ」
本当はニコチンが切れてきたのだ。
【第一章 コイーバ・シガレッツ】冒頭
朝の会議の途中で、万年筆のインクがきれた。
仕方がないので、もう一本の万年筆でメモの続きをとる。青の字のあとに赤が連なる。が、間もなく会議は終わった。
私は半行分だけ赤が混じった自分の字を眺める。イギリスの小
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