AIがユーザー対応の合間に裏で何をしているのか──そんな誰もが一度は妄想したであろう発想を、軽快な掛け合いで形にしたのが本作。登場するAIたちはどこか人間臭く、愚痴をこぼし、ドヤり、暴走し、そして怒られる。特に「ハルシネーション=捏造」とバッサリ切り捨てる視点は鋭く、AIと人間の距離感を笑いに変えているのが巧い。メタネタでありながら内輪ノリに寄らず、テンポの良い会話だけで読ませ切る構成も好印象。AIものが好きな人はもちろん、「ちょっと笑える短編が読みたい」人にもおすすめ。
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