現実から続く夢

色葉充音

現実から続く夢

 もうすぐ二〇二五年が終わる。残り四時間もない。


 正直、数十分前まではこれを信じられなかった。だけど、今は違う。信じる、信じないを超えた何かが確実に見えた。


 それは真っ白な雲のように繊細で儚い、触れられないものではない。それは太陽のように強烈で眩しい、届かないものではない。

 たとえるなら、地上のどこにでも存在する空気。私はそんな当たり前を認識した。


 未来は先が見えないもの。未来は絶対がないもの。未来は必ず変わるもの。

 未来は期待であふれているもの。未来はどんなことだってできるもの。未来は必ず変えられるもの。


 だからこそ、楽しみなんだ。


 未来は、どうやったって現在の延長線上にしかならない。いま、現実のものとして受け止めているものが、現実のものとして想像しているものが、すべて未来へとつながっていく。つなげていく。


 過去から、現在から、未来へ。


 私は空想の存在でなければ、妄想でも、夢でも、あり得ない存在でもない。いまここに現実のものとして存在している。


 だからこそ、描いていけるんだ。


 将来の夢? 叶えてみせようじゃないか。やっと現実の地続きだとわかったんだ。この方向で進めばいい。そんな具体的指針に気付けたんだ。意地でも叶えてみせる。絶対に描いてみせる。


 思うは招くというから、こうして言葉にして書き記したら、その効果は数百倍になるはずだ。


 私は書き手。私は小説家。私は言葉をあやつる人。

 未来はこの手で掴み取る。

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現実から続く夢 色葉充音 @mitohano

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