名前を呼ぶだけで、世界が熱を帯びた

恋を自覚する瞬間を、美化せず描いた短編。

恋かもしれないと認めるまでのモヤモヤが、終始内面描写だけで描かれるのもリアル。

理由も分からないが、それでも存在する感情、その曖昧さこそが恋なのかと思わせる内容でした。