『春望~最初の花が開いたなら、その一枝を持って迎えに行きます~』:感想
【作品】:『春望~最初の花が開いたなら、その一枝を持って迎えに行きます~』
【作者】:46(shiro)さま
【URL】:https://kakuyomu.jp/works/822139839129924050
本作を拝読時点での、読者さまからの各評価。
【★ / レビュー数】:30 / 10件
【コメント数】:4件
【フォロー数】:5件
【PV数】:37 PV
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恋愛ジャンル。長文タイトル――とは、少し違う、どこか映画タイトルのような美しさのある作品。あらすじの段階から主人公の人柄がうかがえるのも、好みな点。
舞台は、昭和のイメージとのこと。携帯電話などがない、不便さと儚さと温かさのある時代。ノスタルジックな、「エモい」作品であるのかなというのが第一印象。
物語は、主人公の一人語りによる進行。やや幼さを感じる口調ではあるが、すでに昭和というイメージがインストールされているために、真面目な苦学生を連想させる。説明的ではなく、読み進めるごとに読者の疑問に答えてくれる構成もお見事。
そして、その内容はというと。健全なティーンエイジャなら、誰もが一度は妄想したであろう、「こうだったらいいのにな」という「ある展開」が形になったもの。
個人的に最もお気に入りだったのは、最後の〝手紙〟の場面。ここの「ある部分」で、彼女の現在を知ることができるのは、面白いギミックだと感じた。
ヒロイン、もとい〝マドンナ〟である〝北原さん〟が、拝読まえの、あらすじから受ける印象とはまったく異なっていたのも、これまた面白かった点。最後の場面は、どこか痛快さすら感じることもでき、非常に読了感の良い作品だった。
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本作は1話完結作品のため、感想は以上となります。私の高校は男子校だったために、こういった経験をする機会は皆無だったのですが、それでも主人公の心の機微を感じることができましたね。男性読者なら主人公と同化して、女性読者なら主人公を可愛いヒーロー役として見られるのではないでしょうか。タグには「女性向け」とありましたが、とても楽しめる作品でした。幅広い層にオススメできる作品ですね。
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【作品】:『春望~最初の花が開いたなら、その一枝を持って迎えに行きます~』
【作者】:46(shiro)さま
【感想集】あなたの小説を読んで「ライトな」感想を書きます。 幸崎 亮 @ZakiTheLucky
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