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『くたびれ創造神シンの異世界記録 ーー退屈な神業務、でも転生者の人生は少し面白い』:感想1
【作品】:『くたびれ創造神シンの異世界記録 ーー退屈な神業務、でも転生者の人生は少し面白い』
【作者】:とりももさま
【URL】:https://kakuyomu.jp/works/16818792438010214170
本作を拝読時点での、読者さまからの各評価。
【★ / レビュー数】:6 / 2件
【コメント数】:1件
【フォロー数】:5件
【PV数】:286 PV
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長文タイトルの異世界転生モノ。しかし、どことなく感じる「そんじょそこらのテンプレモノではないぞ」というオーラ。あらすじからも、非常に作り込まれた世界観であることがうかがえる。非常に心惹かれる文章。
まず、主人公自身が〝異世界転生〟するのではなく、転生者たちを見守る立場であるというのが面白い。そして、主人公〝シン〟の言動がカッコイイ。やはり、主人公がカッコイイということは、物語を読み進める上での大きな原動力となる。
神としての威厳を保ちつつ、どことなく人間味のある口調であるがゆえに「エラそうな感じ」や嫌味がなく、ものの数行で読者である私もシンを〝創造神〟であると受け入れることができた。文章に「読ませる力」、「理解させる力」がある。
会話劇が中心で、ライトでありつつも、適度に地の文が挟まっているために、世界観や情景も想像しやすい。改行にも気が配られ、文字数も短めであることで、非常にテンポ感も良い。「次は、どんな人物が出てくるんだろう?」とワクワクする。
読み手の心を鷲掴みにされるような台詞が登場するのも、大きな魅力。哲学的でありながらも押しつけがましくなく、自然と引き寄せられるような名言の数々。達観したシンの相棒である、女神〝ラニア〟との掛け合いも面白い。
このラニアが、「一般人」である読者の心情を表してくれるために、物語に不快感がない。「神」たちのエピソードも丁寧に描かれ、達観し、成熟しきったと思われていたシンにも「成長」の余地があると思わせてくれるのも、好感が持てる点。
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今回は『第1話→創造神とやり直したい男』から、『第14話→本当に大切なもの』までを拝読させていただいた。エピソードあたり1500字程度でテンポがよく、登場人物ごとに話が完結しているので、読み飽きない。もう少し読み進めたいところではあるが、早く本作を紹介したいという理由もあり、今回はこのあたりで。
数々の「転生者」たちの行く末を見守る物語。――あえて、作品名は割愛させていただきますが、私・幸崎の作品を気に入ってくださった読者さまなら、間違いなく「刺さる」作品であると断言できますね。
今回の範囲でのお気に入りキャラは、最初の転生者〝マコト〟でしょうか。転生後の彼の名字が、かつて私がプレイしていたオンラインゲームで使っていたハンドル名と同じだったのが、個人的な驚きでした。どのエピソードも「面白かった」です。
とてもオススメできる名作でした。
ぜひとも、続きも読ませていただきます。
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【作品】:『くたびれ創造神シンの異世界記録 ーー退屈な神業務、でも転生者の人生は少し面白い』
【作者】:とりもも さま
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