IFの書・記憶喪失の僕と、バタフライエフェクトで積極的になった幼なじみと変わった世界

この世界は、「ありえたかもしれない日本」

十年前、ある一つの出来事を境に分岐した世界。
死ぬはずだった少女が生き、世界全てか変わってる
そんなif（もしも）の可能性が、そのまま現実として続いている。

主人公は、本来なら現代日本で生きるはずだった“大人”だった。
だが、神を名乗るポンコツ管理人の手違いにより死亡。
魂は最も強く記憶に残る「高校生の身体」を器として固定され、
思考は大人、感情は高校生という
最悪で最高に不安定な状態で、このif世界に放り込まれる。

ここは異世界ではない。
魔法もチート能力も存在しない。
あるのは、ほんの少しだけ違う歴史と、
「もしも、あの日ああしていたら」という選択の積み重ね。

彼女は、生きている。
だがそれは、主人公が知っている彼女とは同じで、違う存在だ…続きを読む