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概要
軍手を置く仕事がある。
道に落ちている軍手を、指定された場所に置くだけの仕事がある。
主人公は店舗も名前も持たない便利屋として、その依頼を淡々とこなしていた。
軍手は新品で、片方だけ。
拾われても構わないが、素手で触れてはいけない――それが唯一の条件だった。
仕事を続けるうち、主人公は気づき始める。
軍手を置いた場所の近くで、説明のつかない出来事が起きていることに。
そしてそれらは、どれも短時間で終わり、なかったことのように日常へ戻っていく。
依頼主は多くを語らない。
ただ「溜まりすぎると、危ないらしい」とだけ告げる。
軍手を置く理由。
回収してはいけない理由。
その仕事が、なぜ続けられているのか。
主人公は今日も、意味を持たない場所に軍手を置く。
主人公は店舗も名前も持たない便利屋として、その依頼を淡々とこなしていた。
軍手は新品で、片方だけ。
拾われても構わないが、素手で触れてはいけない――それが唯一の条件だった。
仕事を続けるうち、主人公は気づき始める。
軍手を置いた場所の近くで、説明のつかない出来事が起きていることに。
そしてそれらは、どれも短時間で終わり、なかったことのように日常へ戻っていく。
依頼主は多くを語らない。
ただ「溜まりすぎると、危ないらしい」とだけ告げる。
軍手を置く理由。
回収してはいけない理由。
その仕事が、なぜ続けられているのか。
主人公は今日も、意味を持たない場所に軍手を置く。
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