その「透視能力」、使い道はまさかの……?
- ★★★ Excellent!!!
もしもあなたが「透視能力」を手に入れたら何をしますか?
この物語の主人公は、その神(あるいは悪魔)ごとき力を、なんと「肩こり治療」のために使います!
異能力 × お仕事モノの新しい形!ありふれた異能設定を、専門的な「鍼灸・マッサージ」の知識と掛け合わせることで生まれた、唯一無二のリアリティ。描写が具体的で、読んでいるだけで肩こりが治りそうな不思議な快感があります。
シュールで軽妙な語り口 主人公の視界に広がるのは、美少女ではなく「筋肉の塊」。羨ましいはずの能力が「呪い」のように描かれる悲哀と、それを淡々と仕事に活かすたくましさが、クスッと笑える独特の空気感を生み出しています。
一風変わった現代ファンタジー(?)を読みたい方、必読です!