目玉焼き論、それはとっても身近なテーマ

目玉焼きという身近すぎるテーマを、ここまで堂々と語りきる勢いがまず楽しかったです。
調味料ごとの紹介はそれぞれに納得感があり、「そうそう」と頷きながら読んでいました。

地域性や好みの違いに触れつつも、どこか深刻になりすぎない語り口で、論争というより雑談に近い空気感が心地いいです。

肩の力を抜いて読めて、読み終わったあとに「まあ、それでいいか」と思わせてくれる短編でした。