愛読家であるほど楽しいハズ

 覚えてますか? 読書感想文。

 お休みの宿題で定番ですよね。
 今トライしている? 大いに結構。

 まあ控えめに言って……ヘヴィな課題です。
 分厚い本を読むのも、感想を書くのも、どちらも頭と時間を使います。

 普段から読書する習慣がなかったら、より大変。
 でも、やらないといけないんですよね。宿題なので。

 担任の先生も困ってしまうこの問題。
 読書好きという点で先生と意気投合した「夏くん」が、試行錯誤してみることに。

 ――――だって、読んでほしいから。
 好きな書籍の良さを友達にわかってもらえたら、愛読家冥利につきる。

 そこで彼は、家から本を持ち出します。
 担任の先生と頭を悩ませ、厳選したタイトルを教室の本棚に並べる作戦です。

 面白さはお墨付き。
 自分が心奪われた作品であれば、彼ら彼女らにも伝わるに違いない。
 なのですけど……

 カクヨムにいると忘れがちですが、活字離れが叫ばれて久しい今日この頃。
 物語を読む側と読まない側の壁を見せられると、苦笑交じりにニヤニヤしてしまいます。

 さらに。

 差し挟まれる小ネタは、愛読家であればあるほどクスッとするハズ。
 オチも印象深く、楽しく読ませてもらいました。