純粋な子供心にどうしても共感しちゃう爆笑エッセイ。

 本作は、桜森よなが様ご本人が小学二年生だった頃にBL同人誌に出会ってしまったときの出来事を描いたエッセイです。

 お題の「未知」をその角度から攻めるか、と思わず笑みが溢れてしまいました。

 いわゆる「腐女子」ばかりのご家庭という時点で面白いですね。人の家族をそんなに笑っていいのかと思うけど。フィクションかと見紛ってしまうような家族構成です。

 小さな子供時代に表出する感情がリアルすぎて、凄く共感してしまいました。僕は性的な描写は今でも苦手ですし……。知識に疎いもので、「ノンケ」という日本語も本作で初めて知りました。またひとつ賢くなりました(笑)。

 本作を読めばあなたも「エッセイってこんなに自由なんだ~!」と感じることでしょう。

 何も考えずに笑いたいときにオススメです!

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