変わらぬ過去に未来に、ささやかな「きっかけ」を
- ★★★ Excellent!!!
えっと……どーうしましょう……。
なんだかぼうっとして、ちゃんと書けるかわからないので……ここで「読んでみてください」とお伝えしておきます。
30年前からあまり変わらないようで、確実に変わっている主人公。
諦めたから、なくしたからわかること。
でも諦めたから、なくしたから、言葉にならない。
言葉にならないから、なにも──。
そこに、ひとつの飴玉を。
あざやかな青の飴玉で、変わらないものが、変わらないまま、変わるのです。
10代の少年と40代の壮年の、おなじ言葉による、まったく違う叫び。
美しい哀愁のただよう、情熱の滲んだ物語です。
ぜひ。