変わらぬ過去に未来に、ささやかな「きっかけ」を

えっと……どーうしましょう……。
なんだかぼうっとして、ちゃんと書けるかわからないので……ここで「読んでみてください」とお伝えしておきます。


30年前からあまり変わらないようで、確実に変わっている主人公。
諦めたから、なくしたからわかること。
でも諦めたから、なくしたから、言葉にならない。
言葉にならないから、なにも──。

そこに、ひとつの飴玉を。
あざやかな青の飴玉で、変わらないものが、変わらないまま、変わるのです。


10代の少年と40代の壮年の、おなじ言葉による、まったく違う叫び。

美しい哀愁のただよう、情熱の滲んだ物語です。


ぜひ。

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