文量だけを見るとあっという間に読み終わりますが、そこには色鮮やかな風景が浮かび、半之丞の弾むような心音が、確かに聞こえてきました。
歴史好きマンです。 小学4年生、母に与えられた本から歴史が好きになりました。 中学2年生、同級生の勧めで三国志に出逢いました。 高校1年生、三国志演義にはまり…
彼岸花に赤蜻蛉。秋の深まりを伝える頃、半之丞にとってあこがれの相手・忠弥にほのかな想いを寄せるおはなし。道場を出て武家町へまっすぐ戻るつもりだった半之丞。青さの残る空からの心地に連れられて久しぶり…続きを読む
道場での稽古後、憧れの存在・成沢忠弥(なるさわちゅうや)がいないことに気が付いた三浦半之丞(みうらはんのじょう)。忠弥は時々、こうしていなくなってしまうようだ。その日の帰り道、半之丞は寄り道をし…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(92文字)
青い空。爽やかに吹く風。赤トンボ。青年、少年たちを囲む故郷の自然は何処までも美しい。瑞々しい。そんな故郷の中で秘かに年上の若い武士、忠弥を慕う半之丞。そんな半之丞の純情が健気で愛おしい。それ…続きを読む
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