虜になれ。

先の先まで、味わいたい。
愉悦と恍惚は、目合うように微笑みあう。

ねっとりとしたテクスチャへの願望が、花を咲かせます。
きっとそれは、狂おしい艶の色をしていて。

しめやかで、弔いの香りにも似て。
あれは、お遊戯だったのでしょうか。

であればそれは、ときを経てなお、隷属の無垢。
なんて甘美な響きなのでしょう。

どうか、虜になってください。