千羽葉月は空気を読まない

　配信者事務所であるミーティア・グループの統括マネージャーの千羽葉月は新人の二十八莉奈の担当になった。彼女は自身がこの業界を志すようになった要因である、同じ事務所のエース九鬼奏美と対決することになる。そんな最中に事件が起こる。ライバル事務所からの引き抜き、辞任を賭けた上層部たちの賭け、そして切り捨てられそうな一人の少女。
　実力主義の世界における、大人たちの壮大な駆け引き。それを支えるのが才能の大きさ。その才能を千羽葉月どう扱うか。