手袋のぬい目に隠された秘密。戦時中に起きた、涙が止まらないミステリー
- ★★★ Excellent!!!
舞台は80年前の日本。空襲が続く基地で、亡くなった兵士たちの遺品を整理していた佐々木中尉は、ある不思議なものを見つけます。
「なぜこの写真は撮られたのか?」「信号に込められた本当の言葉とは?」
ひとつひとつの謎が解けるたび、当時の人たちが命がけで守ろうとした「秘密の想い」が明かされていく。
最後の一行を読んだとき、タイトルの『天空の糸』という言葉の意味に、きっとあなたも鳥肌が立つはずです。
切ない歴史の裏側に隠された、文句無しの感動を味わえる短編として心からおすすめです!