21世紀のモダン・タイムス
- ★★★ Excellent!!!
チャップリンが映画「モダン・タイムス」を発表したのが1936年。
作る物は鉄や船からロボットに変わり、SDGsやポリティカルコレクトネスにより、多様な属性の人物が働くようにも変わったかも知れませんが、90年程の時間が経過したにも関わらず、類似した光景が見られる事に人間とは何かと嘆息せざるを得ません。
莫大なPVや日本の人口を越える視聴者を得る神になっても、人間に戻らざるを得ないのは、生成AI時代における創作物の液状化が示唆されているのかも知れません。
チャップリンは最後に彼女の手を取り、繰り返しの束縛から逃れようとしましたが、その先には依然、険しい道程が待ち構えていると解釈されています。現代の人間は束縛から逃れられるのでしょうか?